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2019年8月27日
台風が去って夏らしい気温が戻った8月21日、ともいきカフェを開催しました
この日は町内会の福祉推進員の方々も見学のために参加されていました。
ミニ講義では、慈啓会病院の山形郷子言語聴覚士が講師となり、『安心・快適な食事の介助』をテーマにお話しがありました。
飲み込みのことを「嚥下」と呼び、食べ物や飲み物が誤って気管に入ることを「誤嚥」と言いますが、講義の前半は嚥下の仕組みや誤嚥についてのわかりやすい説明を受け、後半はとろみのついたお茶を飲んだり、参加者同士で食事の介助をしたりと、安全で食べやすい介助方法について体験しながらアドバイスを受けました。
中でも一番意外だったことは、横になって食べてみることです。「えー!そんなの絶対むせる!」と思いますよね?!これが意外にもスムーズに飲み込むことができるのです。枕とタオルで頭の高さや足の位置などを調整し、タイミングよくスプーンで介助してもらうと、問題なく飲み込むことができます。半信半疑で実際に体験した方も、「あら、ほんとだ!」と驚いていました座る姿勢が保てない方のために、病院や施設でも導入が進んでいるそうです。上半身が動く方であれば、自分で食事をとることもできます
ミニ講義後の予防体操では、体と口の周りを動かす嚥下体操を行いました。
体操の中から、効果てきめんで、尚且つ気軽に続けられそうなものを一つご紹介いたします。
①口を思い切り開けて10秒保つ。
②10秒休む。
③上記を1セットとして、1日10セット×10回。
嚥下機能を維持していつまでも楽しく食事ができるよう、少ない回数からでも続けてみてはいかがでしょうか?※すごい顔になりますので、あまり人目のつかないところで実践してみてください
飲み込みについて気になる方は、慈啓会病院で嚥下外来(要予約)を行っております
詳細は下記ページをご参照ください。
https://www.sapporojikeikai.or.jp/facility/jikeikai/information/sp_clinic/
ともいきカフェは札幌市の認証を受けた「認知症カフェ」で、認知症の方、そのご家族、地域の方などが気軽に立ち寄ることのできる交流の場を目指し、慈啓会特別養護老人ホーム内で年4回開催しております
次回は10月29日(火)を予定しております。ミニ講座は「ムリなく安全な介護のコツ」です。近くなりましたら改めてホームページ等でお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに!