●真心と笑顔あふれるサービスをあなたに●
当園では法人理念に基づいて、職員が心一つになり
入所されている皆様が
健康を保ちながら、楽しく安全安心に暮らしていただけるよう
日々努めております。
■はじめに ~札幌市稲寿園の特徴
近年新設されている特別養護老人ホームは、ユニット型(入所者は10名程度の少人数に分かれ、共用のリビングを中心とする個室で暮らす形式)が主流です。スタッフも含め毎日同じメンバーで過ごすため、家庭的な雰囲気が築けるとされています。
稲寿園は札幌市によって平成6(1994)年に全面改築された施設であり、ユニット型とは異なり、1階と2階、2つのフロアがあり、フロアごとの食堂と、それを取り囲むように主に2人部屋の居室を配置した従来型と呼ばれる構造になっています。
従来型の施設に対しては、プライバシーの保護や一人ひとりに合った個別ケアの不足を心配する声があります。しかし当園では、法人理念に基づき、入所されている方の尊厳を守る姿勢を貫いていくことで、そのようなご心配を克服できるよう努めています。
一方、従来型では、入所者がスタッフも含め大勢の中で暮らすため、孤独感が少ないこと、また、各居室が個室ではない分職員の目が行き届きやすい、という良い面もあります。
さらに、ユニット型と比べ、利用料金が安いことも従来型の大きなメリットです。詳しくは利用料金の欄をご覧下さい。
- 入所できる方
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- ・おおむね65歳以上で心身に著しい障がいがあり、常時介護を必要とし、ご自宅で介護を受けることが困難な方
- ・原則として要介護3以上の認定を受けている方
- ・要介護1・2の方でも、下記1~4の事情を考慮し、居宅において日常生活を営むことが困難でやむを得ないと認められるときは、特例として入所できる場合があります。該当すると思われる場合はご相談ください。
- 認知症の方で、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の 困難さが頻繁に見られること
- 知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られること
- 家族等による深刻な虐待が疑われること等により、心身の安全・安心の確保が困難であること
- 単身世帯である、同居家族が高齢又は病弱である等により家族等による支援が期待できず、かつ、地域での介護サービスや生活支援の供給が不十分であること
- 定員
- 100名
- サービス内容
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- 食事
入所されている方の身体状況など個々のレベルに合わせて、衛生的かつ安全に食事を提供いたします。
また、お正月や敬老の日など特別な日には行事食を提供いたします。
[食事時間] 朝食7:30 昼食12:00 夕食18:00
● 当園の特色 ● 認知症の進行等に伴って口からの食事が困難となり、胃ろうを造られた方に対しては、看護師による胃ろう栄養にも対応しております。
- 入浴
広くゆったりとした浴槽で、のんびりと入浴していただきます。また、一般浴槽の他にも、座ったままご入浴できるリフト浴や特殊器械浴槽もあります。週2回の入浴が基本となっています。
- 介護
入所されている方それぞれの身体的・精神的状況に合わせ、日常生活に必要な下記の介護や処遇をケアプランに基づいて提供いたします。
・着替え介助 ・施設内の移動の介助 ・排泄の介助
・体位の交換 ・おむつ交換 ・食事の介助 等
● 当園の特色 ● 常勤の介護職員のうち、介護福祉士の資格を持つ者の割合が約8割を占め、標準よりも夜間の介護体制を手厚くしているほか、職種間の連携による看取りケアにも対応しております。
さらに、質の高いケアを実践するため、感染症予防や事故防止等の様々な職場内研修のほか、認知症実践者研修等の外部研修にも職員を派遣し、職員の能力向上を図っています。
ケアの計画を話し合う会議にはご家族様も同席でき、きめ細かなご要望にもお応えしています。
- 機能訓練
専任の機能訓練指導員が、入所されている方それぞれの状況に応じた計画に基づいて個別機能訓練や集団レクリエーションなどを行います。
- 生活相談
日常の生活全般における心配や悩みごと、ご家族様との連絡などについて相談に応じます。
- 健康管理
入所された方の健康管理や疾病の早期発見とその治療については、内科医師、精神科医師の定期回診により診察が受けられるとともに、医師の指示により専従の看護師が適切な処置を行います。
● 当園の特色 ● 同法人内の慈啓会病院との提携により、専任内科医師が週2回、認知症専門医が月2回、定期的に往診し早期治療を行っています。また、急変時には同病院がサポートします。
さらに、標準よりも手厚く看護師を配置しており、夜間はオンコール(自宅待機)態勢で入所者の急変に対応しているほか、急な医療機関への受診のさいも、担当看護師ができる限り付添い対応を行っています。
- 行事
・毎年行事(年1回) 夏祭り、敬老の日表彰式典、クリスマス会、節分、
雪明り喫茶
・毎月行事(月1回) 歌のコンサート、ことぶきカフェ、趣味活動
・その他不定期行事 外出レクリエーションや誕生会など企画行事、
アニマルセラピー、ボランティアによる行事、
さらわび幼稚園児との交流 など
● 当園の特色 ● 毎年7月上旬に開催する”夏祭り”は、お隣のふれあいの郷養護老人ホームとの合同による大規模なイベントです。利用者様とそのご家族様ばかりでなく、近隣住民の皆様にも楽しんでいただける行事として地域に親しまれております。また、さわらび幼稚園児との交流は長く続いており、園児による歌や踊りの披露、手遊びによるふれあいは、入所されている方の大きな心の癒しとなっています。
- 居室や設備の概要
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- 居室等の概要
当施設では以下の居室・設備をご用意しています。入居される居室は、原則として空いた居室となります。また、心身の状況や居室の空き状況、医師の指示などにより、居室を変更する場合があります。
- 居室内の設備
全室にトイレ、洗面台があります。
また、衣類の収納用としてチェストと吊り棚を設置しております。
※入所にあたり、小型テレビなどの個人が専用で使用する電気製品、主な持ち物については別表をご覧下さい。
- 面会、外出、外泊について
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- 面会
[面会時間] 8:00~20:00 (21:00消灯)
・ご来園の際は、その都度、面会者カードにご記入いただきます。
・ペットの入館や危険物の持ち込みはできません。
・食中毒や感染症防止のため、なま物やご家族が調理された食品の持込はご遠慮いただいております。
- 外出・外泊
外出、外泊される場合は、事前にスタッフへお申し出ください。
- 利用料金
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- 施設入所サービス利用料金
概ね、下記利用料金表(単位:円)のとおり、要介護度と介護保険料の段階に応じて
- 基本利用料(介護保険1割又は2割の自己負担分)
※下の表は1割負担で計算しており、2割の場合はその倍額になります。
なお自己負担割合が2割となる方は以下の方です。
・年金収入とその他の所得金額を合わせた金額が単身で280万円以上
・2人以上世帯で346万円以上
- 食事負担額
- 居住費
の合計額をお支払いいただきます。 詳細については利用料金表をご覧ください。
介護保険の自己負担割合が1割の方の料金表
介護度 |
所得区分 |
基本利用料 |
食事負担額 |
居住費 |
合計 |
要介護3 |
第1段階 |
26,676 |
9,000 |
0 |
35,676 |
第2段階 |
11,700 |
11,100 |
49,476 |
第3段階 |
19,500 |
11,100 |
57,276 |
第4段階 |
41,760 |
25,650 |
94,086 |
要介護4 |
第1段階 |
28,971 |
9,000 |
0 |
37,971 |
第2段階 |
11,700 |
11,100 |
51,771 |
第3段階 |
19,500 |
11,100 |
59,571 |
第4段階 |
41,400 |
25,200 |
96,381 |
要介護5 |
第1段階 |
31,234 |
9,000 |
0 |
40,234 |
第2段階 |
11,700 |
11,100 |
54,034 |
第3段階 |
19,500 |
11,100 |
61,834 |
第4段階 |
41,400 |
25,200 |
98,644 |
注1)金額はすべて多床室利用、1か月(30日)分で計算しています。個室の場合は居住費が段階により最大13,000円上乗せとなります。
注2)要介護1又は2の方で特例的に入所された場合は基本利用料が異なります。
注3)保険料段階区分については以下のとおりです。
第1段階 |
生活保護を受給している方、老齢福祉年金受給者で世帯全員が市町村民税非課税の方 |
第2段階 |
世帯全員が市町村民税非課税で、本人の前年の公的年金収入金額と合計所得金額の合計が80万円以下の方 |
第3段階 |
世帯全員が市町村民税非課税で、本人の前年の公的年金収入金額と合計所得金額の合計が80万円を超える方 |
第4段階 |
世帯の中に市町村民税課税者がいる、あるいはご本人が市町村民税を課税されている方 |
- その他日常生活上の諸費用(実費)
- ・クリーニング代(施設で洗濯できないドライ製品、個人のタオルケットや毛布など)
- ・アルカリイオン飲料やゼリー状水分パックなど、水分補給に使用する飲料水の代金
- ・理美容代金
- ・ティッシュペーパーなどの消耗品
- ・電気製品の持込料 (対象となるのはテレビ、冷蔵庫、在宅酸素濃縮器です)
- ※標準的な洗濯、おむつ代は介護保険給付対象となっておりますのでご負担の必要はありません。
- 医療費
診療費、薬剤費の他、入院や通院時の費用は個別にお支払いいただきます。
- 支払方法
利用料金並びに当園で取りまとめさせていただいた諸費用(入所者ご本人やご家族様が直接支払われた以外の請求分)を1ヶ月ごとに合算し、翌月20日までに請求させていただきます。
請求後、予めご指定いただいた金融機関の口座から月末に引き落とさせていただきます。
- 入所のお申し込みについて
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- 申込条件
上記の入所利用の条件を満たしている方。
- 申込方法
あらかじめ担当者までご連絡をいただき、日時を合わせてご来園下さい。
※ご来園が困難な場合は、その旨ご連絡下さい。ご相談に応じます。
- 申込に必要な書類
- ・介護認定調査票(お住まいの区、または市町村にて発行)
- ・介護保険被保険者証(写)
- ・直近3ヶ月以内のサービス利用表及びその別表(写)
※自宅で生活している方のみ
(ケアマネジメントを担当している居宅介護支援事業所などにて発行)
- ・個人情報公開同意書
- ・入所申込書
- 入所の決定(入所検討委員会)について
入所の順番は申込受付順ではありません。申込者の心身の状態、介護者の有無、経済、住宅の状況など、さまざまな要素を総合的に判断した上で、より緊急性の高い方から入所していただくことになっております。
そのため当園では入所検討委員会を設置し、各部門の専門職に加え、より公正な判断ができるよう外部からの第三者委員のご参加も得て、緊急度を客観的に検討しております。
- 入所のご相談・施設見学について
- 入所のご相談・施設見学などをご希望の方は、お手数ですがあらかじめ下記連絡先までご連絡の上、ご来園下さるようお願いいたします。
連絡先:特別養護老人ホーム札幌市稲寿園
TEL:011-682-2160
FAX:011-682-1751
E-mail:toujyuen@gmail.com
- 苦情対応について
- 当園では、入所された方本位のより充実したサービス提供のため取り組んでおりますが、万が一入所されている方の処遇や施設の設備、サービスなどに不十分な点がございましたら、下記までご連絡下さい。また、施設内にご意見箱も設置しておりますのご利用ください。
苦情担当受付者 |
篠田 友輔 |
苦情受付時間 |
平日 8:45~17:30 |
苦情受付窓口 |
〒006-0835
札幌市手稲区曙5条2丁目2番21号
指定介護老人福祉施設 札幌市稲寿園
電話:011-682-2160
FAX:011-682-1751
E-mail:toujyuen@gmail.com |
[対応手順]
苦情申し出者→苦情受付担当者→※必要に応じ【苦情処理委員会(第三者委員を含む)】 →苦情解決責任者→苦情申し出者
さらに、下記の相談・苦情窓口などに要望や苦情を伝えることができます。
- 札幌市高齢保健福祉部介護保険課
- 電話 (011)211-2547
- 札幌市手稲区役所保健福祉部保健福祉課
- 電話 (011)681-2400
- 札幌市社会福祉協議会サービス苦情相談センター
- 電話 (011)632-0550
- 北海道福祉サービス運営適正委員会
- 電話 (011)204-6310
- 北海道国民健康保険団体連合会
- 電話 (011)231-5161